楽天スマホトップページが急に変わってしまった?!

楽天RMSの新スマホトップページへの強制切替期限は2023年12月末でしたが一旦延長されていたようです。しかしながら2024年3月現在恐らく例外なく新スマホトップに切り替わっているようです。

そのためスマホトップページをビーノや外注制作で楽天GOLDで作成しリダイレクトしていた場合には「スマホトップページが急におかしくなった」「今までできていた表示が突如されなくなった」という状況になっているかと思います。

この新スマホトップページはRMSの標準機能ですのでRMSにて編集が可能です。従来と違いHTMLは不要となりパーツを組み合わせてある程度自由度の高いページにすることができます。(もっともシンプルにすぎる感はありますが)

楽天GOLD自体がなくなったわけではありませんので、従来のファイル名「index_sp」を「new_top」など任意のファイル名にしてアップロードを行い、バナーで誘導を掛けて従来ページを継続する手もあります。GOLDにしっかり作りこんでいた場合には新スマホトップでは物足りない場合もあるのでこういった方法を検討しても良いかと思われます。

参考:対応方法2:既存GOLDスマホトップを継続利用(ビーノマニュアルへリンク)
https://lab.biiino.com/faq/sp-toppage/rms-smart-phone-toppage-renewal-project-2022/#c001

もっともバナーで誘導するのは導線としてはベストプラクティスとはいい難いものがありますのでRMSで提供される新スマホトップを利用することがスタンダードな考え方になります。また、PCのトップページをGOLDから「新PCトップページ」利用に切り替えると新スマホトップを更新することでPCも同時に更新されて省力化が図れます。

ただ新PCトップもかなり質素な見た目となり自由な表現が難しかったりPCとスマホで表示を分けるなどが現状出来ませんので既存のページからいきなり切り替えると不都合が出る場合もありますので、しっかり検討した上でPCトップページも「切り替える」か「切り替えないか」を判断しましょう。

※なおPCの楽天GOLDでのリダイレクト設定(GOLDで作成しているトップページをPCトップページに設定する)は現時点は終了予定はアナウンスされておらず当面は継続されると思われます。

新スマホトップ切り替え後に売上が下がった

楽天によると新スマホトップ切替店舗ではPV、客単価が数パーセントアップしたと言っています。ただ「自分のお店」でどうなのか?が最大の問題となり、「商材ジャンル」「商品構成」「ベンチマークした時期」などによって異なる結果も出そうに思えます。

売上に関しては店舗によってまちまちでしょう。より本質的な競争力(品揃え、在庫、配送、価格、もしくは魅力あるオリジナル商品)に売上は依存し、トップページの工夫ではあまり変化が出せないと思います。

1人のお客様が1店舗にネットショッピングで費やせる時間には限りがあります。つまり情報過多の時代においては魅力的でもない情報を提供されても消化されないと言えます。

いかに洗練された情報かが大事で買い物客にとって「わかりやすく」「有益」であることがより重要な時代となってきています。スマホ上で行うことはショッピングだけではないのでYoutubeやスマホゲームが隠れた競争相手とも言えます。

シンプル、重要で価値ある情報、わかりやすく

という点を抑えることでモール側がどのように変わっていっても生き残れる店舗力(企業力)を付けていく必要があります。従来のようになんとかツールで作成や、外注デザイン会社で制作したりといったクリエイティブ(見た目)では競争力を生み出せなくなってきていると感じています。

新スマホトップになってから調子悪い、売上が頭打ちという場合は商品力(商品選定、価格(ポイントやクーポン含む)、在庫(いつでも買える)、配送(確実性やスピード)、商品画像、商品説明など)を見直すことが必要である可能性があります。ここでちょっとしたトップページの見た目や、クーポンの工夫、LINEお友達を増やす(結局クーポン配布)などで対処しようとしても、5年前、10年前は持ち直せるケースもありましたが2024年以降はそういった工夫では難しい時代になっていると認識し、基本戦略から見直していくことが必要であると考えています。

シンEC編集部

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