楽天新スマホトップがリリースされ2023年12月末強制切替(実際の強制切替は24年3月)となりましたが、合わせてPC用の「新PCトップページ」もリリースされました。
こちらは新スマホトップを更新すると同じ内容でPCレイアウトで更新されるのが最大のメリットになります。つまり新スマホトップのことだけ考えれば良いということですね。ただし以下に該当する場合は「ちょっと待った」ですぐには切り替えないほうが良いでしょう。
- 取引先、仕入れ先にも閲覧される場合
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取引先や仕入先はBtoBの企業間取引であるためスマホではなくPCで店舗を見に来る場合が多くなります。店舗は基本的に買い物客のために構築するものですが場合によっては取引先や仕入れ先向けの情報をPCページだけ掲載したいといったこともあるでしょう。この場合は新PCトップに切り替えずGOLDのPCトップページを継続することがおすすめです。
- 歴史の長いショップの場合
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ショップ運営も5年、10年と続くとさまざまな企画を立てたり、ユーザーが誤解しやすい事項の説明、クレーマー対策のエクスキューズを店舗ページに掲載しておきたいといった事情があるケースがあります。この場合には新PCトップでもテキスト表示パーツもあるので表現できないわけではないですが、濃淡や重み付け(目立たせたい場合と記載はするが目立たせない場合ありなど)を行いたいことが多くありますよね。この場合はGOLDのPCトップページを継続することがおすすめになるでしょう。
上記したような切替ないほうが良い理由が特にない場合は新PCトップに切り替えても良いと思いますが、下記点の問題はないか?も事前に考慮しておく必要があります。
新PCトップ機能の最大の問題点
新PCトップ機能では「PC商品ページのヘッダー、レフトナビ、フッター」を作成することが出来ません。しかしこれらはPCの商品ページでは原則必要な要素です。
制作ツールなどで作成している場合には以下の点に注意が必要です。
- 統一性や演出性
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RMSの新PCトップは、新スマホトップの内容をそのままPCレイアウトにしているだけなので非常に質素です。PCは画面が大きいためスマホよりもスカスカな感じになってしまいます。ヘッダー部分を外注で過去に制作しているものが入っている場合は、PC商品ページから新PCトップへ遷移した場合に統一性がなくがっかりな(あまり売れてなさそうな)店舗に見えてしまう可能性が懸念されます。
- ツールの解約
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外部の作成ツールで作成していた場合にはツールが不要になったと思い解約してしまうとヘッダーの編集ができないなどの問題が発生する可能性がありますので予め考慮しておく必要があります。
当分更新する可能性がほぼないならば解約しても良いかもしれませんが、更新したい時に更新できないことのデメリットやリスクを考慮して解約するのかどうか検討しましょう。
シンEC編集部
