商品一括エディタ for 楽天市場がサービス終了

残念ながらグリニッジ提供の商品一括エディタ for 楽天市場がサービス終了とのことです。SKU対応はせずにサービスを終了されるようです。

商品一括エディタ for 楽天市場とは?

一言で言うと「商品情報の一括編集」ツールです。

商品一括エディタ for 楽天市場

商品一括エディタ for 楽天市場は、RMSからダウンロードした「商品情報CSV」の商品名や価格、ポイント倍率などを一括で編集し、RMSに反映まで行うことができるツールになります。

提供会社はWEB制作やWEBシステム開発を行っているグリニッジ株式会社になります。

楽天のRMSサービススクエアで掲載されておりGOLD認定されている優良サービスだったようですね。

スーパーSALE、お買い物マラソン攻略では商品名の一括編集やポイント変倍は売上が変わってくるほど重要な対応になりますが、一つ一つ商品ページを開いて編集していては日が暮れてしまいます。そこで商品CSVをダウンロードして一括編集し、それをまたRMSにアップロードするといった対応が必要になります。

楽天SKUの開始に伴い終了

2023年11月30日(又は、これ以前でもSKU移行したら)サービス終了で解約となるようです。

引用:https://editor.greenwich.co.jp/news/6282

今回SKU対応せずに終了するようですが、そもそもSKUプロジェクトってなに?についてポイントをおさらいしておきたいと思います。

SKUとは?

SKUとは「Stock Keeping Unit」の略称で商品の最小単位です。

例えば「AAA」というナイキのスニーカーのサイズ別はこれまでバリエーションとして扱われていましたが、SKUでは「ナイキ AAA 26cm」がSKUとなり、この最小単位に対してユニークなSKU番号を持たせることになります。

メリットとしてはより精緻な検索結果の表示が可能となり買い物ユーザーが商品を探しやすくなることと、店舗側にとっても商品のサイズやカラーにより価格が異なる場合にも同じページで表現することが可能となることが挙げられます。また、10個セットや100個セットも同じページで表現が可能になります。つまり買い物ユーザーにとっては商品が探しやすくなり、販売する店舗側にとっては商品登録の柔軟性が格段に向上します。

デメリットは今までよりも商品情報のデータハンドリングが難しくなってくる場合があることでしょう。

SKUプロジェクトで楽天の商品情報データベースが刷新されることになり、商品のSKUごとに「属性情報」を多く設定できるようになります。これらがサーチの使いやすさや精度向上に役立つものと思われます。また店舗側にとってはサーチ対策として「属性情報」をしっかりと網羅して登録することが非常に重要となってくるでしょう。

また、これまで機能性に劣っていた「定期販売機能」もSKU単位の商品登録になることで強化されます。同じ商品ページで通常販売と定期コースを表現できるようになります。コスメやサプリ、グルメジャンルといった商材ではリピート販売の比率を高めやすくなり、楽天内で「定期通販」「D2C」的な販売が行いやすくなると思われます。

楽天SKUプロジェクトとは?

楽天SKUプロジェクトとは、SKU単位での商品情報登録方法への切り替えに関するプロジェクト全体の呼称です。店舗により2023年4月から約1年掛けて段階的に全店舗が切り替えていく一大プロジェクトになります。

心配しかないけど前向きに取り組むしかないのか…

なぜ終了となったのか?

RMSサービススクエアではGOLD認定されてましたので利用者数もそれなりに多かったのではないかと思われます。

人気ツールだったのに辞めるということは「SKU対応」が大変だったのかも。

ただ、同社の「らくらく在庫」は対応済みのようですので頑張れば対応できそうに思えますが、在庫はSKUと数量だけに対して、商品データは項目が膨大なうえ、CSVの形式も大幅に変わりますので…妥当な判断なのかもですね。

とはいえ、一旦終了して落ち着いてきたら改めて開発するのかもしれませんね。

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